概要

アイウェアのインプレっぽいものを少々。(機材インプレ、いよいよ細かいところまで来た。今回は珍しく、自分で選んで買ったものではない。

例によって免責。

  • サングラスは長らく Oakley 一択で、それ以外をほとんど知らない。
  • レンズの光学がどうこうは分からない。かけた感じの話しかできません。
  • そもそも自分で選んだホイールやヘルメットのインプレとは違い、これは貰い物。「自分に合わせて選んだ」わけではない前提で読んでください。

結果から書くと、掛け心地は良い。ただし Oakley RADAR EV と比べるとレンズがかなり大きく、そのぶん風が入ってこない。登りでは少し暑く息苦しいが、下りでは目がショボショボしなくなった。 一長一短、というのが正直なところ。

もらった経緯もついでに。野球用に買われたものの、知人に合わず、お下がりとして回ってきたのがこれ。自転車用ではなく野球用として選ばれたシールドが、そのまま自転車で使えるのか——というのも、地味に気になるポイントだった。

スペック

名称100% SPEEDCRAFT(品番 60007-00034)
フレーム色Polished Translucent Grey(クリアがかったグレー)
レンズRose Gold Photochromic Mirror = 調光ミラー(明るさで濃度が変わる、ローズゴールドの反射)
レンズ形状縁なしシリンダーカットのシールドレンズ。5.5 カーブ。Ultra HD ポリカーボネート、UV400
レンズサイズ100% のラインナップで最大級(S3・S2 より大きい)
付属品ハードケース/ソフトバッグ/交換用ノーズピース ほか(スペアレンズ対応)
度対応度なしで使用(インナーフレーム等は使っていない)
元々の用途野球用に購入されたもの。自転車用ではない
入手時期2025/07 ごろ、貰い物として(2025/08 に初使用)
使用期間約1年
参考価格(定価)調光レンズ版で ¥36,000+税 前後。※ 購入していないので実支払いはなし

スペックは 100% 公式取扱・各ショップより。SPEEDCRAFT は Peter Sagan の愛用モデルとして知られる。

★評価(5段階・仮)

SPEEDCRAFT
掛け心地★★★★
視界の広さ★★★★★(レンズが大きい)
調光の効き★★★★(トンネルでも困らない)
風・雨の防ぎ(下り・目のショボショボ・雨粒)★★★★
通気(登りの暑さ・息苦しさ)★★(大きいレンズの裏目)
雨での扱いやすさ(濡れたレンズの拭き取り)★★(撥水なし+大レンズで拭きにくい)
コスパ-(貰い物のため評価対象外)

※ 顔の形と鼻の高さで評価は大きく動きます。私は度なし・日本人顔。

所感

掛け心地

掛け心地は良い。 貰い物で「自分の顔に合わせて選んだ」わけではないのに、これは当たりだった。度なしでそのまま使えている。

Oakley RADAR EV との比較 ── レンズがデカい

これまで Oakley RADAR EV(アジアンフィット) を使っていた。SPEEDCRAFT に替えて、まず思ったのが「レンズがかなり大きい」だった。

  • 登り:レンズが大きいぶん、顔まわりに風が入ってこない。低速で汗をかく登りだと、少し暑い・息苦しいと感じる場面がある。
  • 下り:逆に、これが効く。RADAR EV のときは高速の下りで目がショボショボすることがあったが、SPEEDCRAFT にしてからそれが無くなった。風をしっかり止めてくれる。

大きいレンズの一長一短が、そのまま登りと下りで裏表に出る、という感じ。

視界・レンズ(調光)

Rose Gold の調光ミラー。調光の効き具合がちょうどよくて、急に暗くなるトンネルでも困らない。 レンズが濃くなりすぎず、薄くなりすぎず。明暗の切り替わりに対する反応が素直で、掛けっぱなしで一日走れる。

縁なしのシールドなので、視界の下や横にフレームが来ないのも効いている。

曇り

いまのところ、曇りは無い。 登りで止まっても、信号待ちでも、いまのところ気になったことはない。

雨天(15℃前後の冷たい雨で3時間ちょっと)

雨の中で使う機会があったので、追記。結論は一長一短、ここでも

  • 雨は入ってこない。 レンズが大きいぶん、走行中に目へ雨粒が飛び込んでこない。「登りで風が入らない」の裏返しが、雨ではプラスに働く。
  • 一度レンズの内側に水が回ると、抜けにくい・拭きにくい。 大きいレンズで顔との隙間が奥まで続くので、指やクロスが届きにくく、走りながらのリカバリーがしづらい。
  • 撥水加工は無いようで、レンズ表面が濡れると水滴が流れず張りつき、視界がかなり悪くなる。小雨でも一度拭かないと厳しい場面があった。

雨で目を守る性能は高い。ただし「濡れたあとの対処のしにくさ」は、大きいレンズと撥水なしの合わせ技で、けっこう気になった。

レンズ交換・スペア

レンズ交換はしていない。 調光1枚で不満がないので、そのまま使っている。

問題点

  • 登りで風が入らず、暑い・息苦しい(大きいレンズの裏目)。ここが最大の不満。
  • 雨で濡れると対処しにくい。 撥水加工が無いようで、レンズが濡れると水滴が張りついて視界が落ちる。しかも大きいレンズは指・クロスが奥まで届かず、走りながら拭くのが難しい。
  • 経年劣化はまだ分からない。 もらって約1年なので、調光レンズの寿命や鼻あてのヘタりは未知数。

最後に

自分で選んだわけではない。野球用に買われて、知人に合わず回ってきた、貰い物のシールド。それでも、掛け心地は良かったし、下りで目がショボショボしなくなったのは素直にありがたい。

「野球用に選ばれたものが自転車で使えるか」の答えとしては、使える。ただしレンズが大きいぶん、登りの暑さとはトレードオフ、というところ。

コスパ

貰い物なので、私が払った金額はゼロ。 物差しとしてだけ定価を出すと、調光レンズ版で ¥36,000+税 前後。Oakley の RADAR EV と同じくらいの価格帯。もらえてラッキーだった、というのが正直な感想。

こんな人に

  • Oakley 以外のシールド系を試したい人。
  • 下りで目が乾く・涙が出る人(レンズが大きいので風を止めてくれる)。
  • 雨でも目に水を入れたくない人(防御力は高い。ただし濡れたレンズは拭きにくいので割り切りが要る)。
  • 逆に、低速の登り区間が長い人・とにかく通気重視の人には、大きいレンズは裏目に出るかも。

また(自分で)買うか

悩んでいる。 良い製品なのは間違いない。掛け心地も、調光の効きも、下りの快適さも文句なし。ただ、やっぱり登りで熱がこもるのがひっかかる。 次に自分で選ぶなら、RADAR EV に戻すか、もう少し小さいレンズのモデルを試すか——そこを決めきれていない。(貰い物にケチをつけているようで、少し申し訳ないが。