概要

今回は淡路島一周、いわゆるアワイチ。正月明けの1月4日、ソロで走ってきた。

年が明けて最初の一本くらいは、がっつり走っておきたかった。正月でなまった体に、いきなり150kmを叩き込む。走りはじめとしては雑だが、こういうのが性に合っている。

朝、輪行で明石まで出て、ジェノバラインで岩屋へ渡る。そこからは時計回り──というより、東岸を南へ下り、島の南端の福良で折り返し、西岸のサンセットラインを北へ戻ってくる、いつもの一周だ。

岩屋を出たのが7時20分ごろ。「13時ぐらいまでに戻れれば」と思っていたのに、島を出たのは14時すぎ。西風が一日中強くて、後半の西岸でしっかり撃沈した。天気は良かったのに、7時間弱もかかってしまった。

メンバー:ソロ。

前回のアワイチ:片道自走でアワイチ(2017年)。あのときはお盆の猛暑で頭痛と戦うライドだった。今回は真逆、真冬である。

この記事のルート

  • 区間:明石 →(ジェノバライン)→ 岩屋 → 東岸(洲本方面)→ 道の駅 福良 → 西岸(南淡路水仙ライン)→ 淡路市多賀(鼓や・伊弉諾神宮)→ 岩屋 →(ジェノバライン)→ 明石
  • 主な通過地:岩屋・洲本・福良(島の南端)・淡路市多賀(伊弉諾神宮)
  • 距離・獲得:154.7km / 獲得標高 1,195m。海岸線主体で斜度はゆるいが、距離なりに削られる
  • 補給:洲本から福良までコンビニの少ない区間がある(2017年はここを無補給で走ってやらかした)。この日はさらに、後半に立ち寄るつもりだった和食屋を混雑で断念して、昼を欠いた
  • 難易度・風:ほぼ平坦。この日は西風6m/sで、折り返し後の西岸がずっと向かい風だった
  • ルートデータ:当時はルートラボで作成(サービス終了のため公開ルートは残っていない)。走行ログは Garmin のみ
「Let's Cycling on the island AWAICHI」の壁画の前に停めたロードバイク

出発:岩屋から、東岸を南へ

大阪から輪行で明石まで。「めんどくさい」という理由で電車を使ったのだが、輪行袋への収納と組み立ての手間を含めると、自走と30分も変わらなかった。毎回このことを忘れる。。。

明石からはジェノバラインに自転車を積んで岩屋へ。13分の船旅だ。

岩屋に着くと、いつもの壁画がある。「Let’s Cycling on the island AWAICHI」、島の形にオニオンロード、ちりめんロード。ここに自転車を立てかけて写真を撮るのが、アワイチのはじまりの儀式のようなものだ。

7時20分、スタート。「13時ぐらいまでに戻ってこれると良いのだが」と、この時点ではまだ楽観していた。まずは東岸を南下していく。

走り出してすぐ、朝焼けが海の向こうに広がった。朝の海沿いは、まだ日が低い。Garminの気温ログは5℃スタート、昼には17℃まで上がっている。

朝焼けの海を背に停めたロードバイクのシルエット、沖に漁船
ガードレール越しの朝日とロードバイク

洲本を過ぎる。洲本のラストコンビニで少し補給。
この先、福良まではしばらく店が少ない。

岸の海沿いの道、防潮堤の向こうに冬枯れの山と海

淡路といえば玉ねぎ。道端の直売所に「新玉ねぎ 1束250円」の手書き看板が立っていた。1月なので「新」は気が早い気もするが、南の島はもう春の支度をしている。

「新玉ねぎ 1束250円」の直売所の看板と広い車道

道の駅 福良:島の南端で折り返し

10時半ごろ、道の駅 福良(ふくら)に到着。島の南端、鳴門海峡に面した港町だ。うずしおクルーズの発着港でもある。

ここまでで、もう脚に来ていた。この日は西風が6m/sほど吹いていて、東岸を南下する間はまだ良かったのだが、折り返してからが思いやられる。爆風で道の駅への高架も怖かった。

福良の南、鳴門海峡に架かる大鳴門橋と渦潮の海

福良で折り返し、ここからは西岸を北へ。淡路サンセットライン、正式には南淡路水仙ラインに入っていく。

案の定、ここからが向かい風だった。あとでログを見ても、この水仙ラインの区間がその日いちばんグロス(停止込みの平均速度)が遅かった。2017年の夏アワイチは「風もなく完全にサウナ状態」だったが、今回は真逆で、寒風に押し戻されながら進む。

腹も減っていた。この先、淡路市の多賀に「鼓や」という和食屋がある。Stravaのフォロワーが何人も行っていて、そこで昼にするつもりだった。

鼓やは満席、伊弉諾神宮へ

13時ごろ、多賀に到着。鼓やをのぞいてみると、正月の昼どきで大混雑。待つ気力もなく、断念した。。。結局この日はまともな昼を取りそこねて、これが後半にしっかり効いてくる。

すぐ近くに、伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)がある。同じ多賀の、西岸沿いだ。せっかくなので寄っていく。

国生み神話で、いざなぎ・いざなみの二神が最初に生んだ島が淡路島、というのが『古事記』『日本書紀』の筋書きで、その伊弉諾尊が晩年を過ごしたとされる場所に建つのがこの神宮。『日本書紀』でいう「幽宮(かくりのみや)」がここだとされ、日本最古の神社を名乗っている。

境内には「陽の道しるべ」というモニュメントがある。伊弉諾神宮を中心にすると、真東(春分・秋分の日の出方向)に伊勢神宮、夏至の日の出方向に信濃の諏訪大社、夏至の日の入り方向に出雲大社、冬至の日の出方向に熊野那智大社……と、名だたる神社が方位でつながっている、という話だ。信じるかどうかは別として、こういう「線を引いたら意味ありげに揃う」系の話は嫌いではない。真夏に赤福氷を食べに行く伊勢と、この淡路島が東西一直線というのも、なんだか出来すぎている。

樹齢900年という夫婦大楠(めおとおおくす)も見上げて、お参りをして先を急ぐ。

ゴール:明石海峡大橋を望んで

西岸を北上していくと、正面に明石海峡大橋が見えてくる。

2年半前の夏、頭痛と戦いながらこの橋を見たときの安堵感を、まだ覚えている。真冬の今回も、橋が見えると「帰ってきた」という気分になるのは同じだった。ただ、今回は空腹と向かい風で、安堵よりも「はやくフェリーに乗って座りたい」が勝っていたが。。。

14時すぎ、岩屋に到着。次のジェノバラインに間に合わせるため、最後は必死に踏んだ。船で明石へ戻り、そこから輪行で帰る。結局、7時間弱かかった一周だった。
ジェノバラインは輪行せずにフェリーへ乗せることが出来るので助かった。

まとめ

正月明けの真冬に、淡路島を一周してきた。

2017年の夏アワイチは、猛暑と頭痛との戦いだった。今回はその真逆で、寒風と空腹との戦いになった。季節を変えても、アワイチはどこかしらで必ず削られる。

反省点は、あきらかに補給だ。ソロだとどうしても補給が雑になる。鼓やを断念したあとに、コンビニでもいいからちゃんと詰め込んでおけば、あの撃沈はなかったはずだ。走ったあとに「こんなグルメも何もないアワイチはやってはいけない」と口走っていたが、まったくその通りである。。。

せめて、海鮮丼は食べよう。。。

関連:片道自走でアワイチ(2017・夏)

今回の走行データ

走行距離154.7 km
走行時間(移動)5:20:23
経過時間6:47:53
平均速度29.0 km/h(移動)/ 22.8 km/h(経過含む)
獲得高度1,195 m(下降 1,153 m)
平均心拍159 bpm(最大 187)
平均パワー188 W / NP 212 W(最大 799 W)
平均ケイデンス77 rpm
気温5〜17 ℃
仕事量約 3,600 kJ

データは Garmin より(記録開始は岩屋で7時24分=明石からのフェリーは記録外)。移動と経過の差 約1時間27分が、福良の休憩・鼓やでの足止め・伊弉諾神宮・信号待ちなど。西風6m/s の向かい風で、西岸の南淡路水仙ラインがこの日いちばん遅い区間だった。