概要
2022年7月24日 日曜日。
今年の富士ヒルは出る予定で調整はしていたものの、想像以上に体重が落ちずリタイア。
その後、メンタル的にも調子が悪く数カ月間ほとんど走れない状況になっていました。
富士ヒルに出られずとも、別に速く走れなくとも、山に登る楽しみ、苦しみは好きだったはずじゃないか。
そう思い立ち、重い腰をようやく持ち上げました。
さて、走る場所はどうするか……なんとなく苦しく、そしてご褒美がある場所を検討。
あるじゃないか。和泉葛城山が。
犬鳴山のほうへ下れば、温泉のご褒美もある。
一人で走るのは何かに理由をつけて先延ばしにしそうだったので、同行者を募ります。
こんにちは。
明日の朝暇だったりしないですか?
葛城山登ろうかと思ってるのですが。
ちなみに、きゃぷ氏も釣れました!
こんにちは
私もちょうど登ろうと思っていました! 是非行きましょう
和泉葛城山といえば、この方。おもちっこさん。
葛城山の7ルートすべてを一回のライドで登る通称、七葛の達成者。
そして、9月頭にある”The PEAKSラウンド11奈良吉野” の参加者。
この時は、調整相手として少しでもお力になれれば、と思っていた。(この時は……。)
そして、いつもお世話になっている?無茶ぶりをしまくっている?きゃぷちゅんさん。
今回はこの3名。
・おもちっこさん
・きゃぷちゅんさん
・私
おもちっこさんの当日の記事はこちら。
集合場所の塔原のバス停まで
きゃぷちゅんさんは急遽、予定が入ってしまいDNS。
温泉があるよ。というとかなり乗り気だったので、今度リベンジしましょう!
8時に塔原前集合。
自宅から60km弱あるので、5時過ぎに出発。
今回のライドのお供は、「南紀勝浦 樹紀」ちゃん!
ボトル2本、サドルレールに輪行袋をセット。
南下する場合は、基本的に外環と呼ばれる、R170を進む。
変に堺市を通るより走りやすい気がする。
ただし、いくつかの陸橋は自転車走行禁止のため、側道へ入ることがある。
八尾のあたりで、近鉄電車と遭遇。
塔原付近にはコンビニがないため、ファミリーマート 和泉槇尾中学校南店で補給。
和泉市以降のR170は道路の拡張工事中かつ、バイパスみたいな感じで少し恐怖感を感じたので、旧R170のほうへ退避。
途中で道を間違え、変なグラベルを走らされてしまった。
10分ほど遅れて到着。
おもちっこさんはウォーミングアップと称して、中尾ルート(葛城山で一番難度が高いルート)を登ってきたらしい。
私は数カ月のブランクもあり、道中だけで疲労困憊。
葛城山にボッコボコに打ちのめされる話
最後の軽量化(トイレ)を済ませて、出発。
写真が一枚もないことで察してほしいが……。
最初こそ「まだまだ暑いですね~」などと、喋りながら登れていたものの、数キロもしないうちに息も絶え絶え。
心拍も200近くを叩き始めます。
「……、いや無理だ。」
大丈夫ですか?
……。
脚はついていない!
第一声はこれだった。
葛城山にボッコボコにされ、調整相手になってやろうと意気込んだ自信も尊厳もなくしながらも、クライマーとして……。
いや、サイクリストとしてのプライドがそう言ったのかもしれない。
(ダウンを拒否してロープに手をひっかけるボクサーのようなw
当分、このネタは擦らせてもらったw。
ここで息を整えつつ、ボトルに入った水をありったけぶっかけ、オーバーヒートした身体を冷やす。
速く登るなど無理だ、せめて登り切ってやろう。そう心に誓い再出発。
牛滝ルートと合流地点からは下りもあり、脚を休める場所もある。
残り1km。もう踏む力は残っていない。
全身を傾けて体重を乗せて踏み下ろすしかできない。。。
もう無理です。なんて言ってやるものか、ゴールしてやるんだ。
ゴール。
いや、ほんとにきつかった。
ご褒美の温泉と布教活動
息を整え、休憩できる場所に行きましょうか。と再出発。
なお、おもちっこさんに二本目行きますか?と誘われたが、即答で「No!!」と言ったw
ハイランドパーク粉河 の2階の喫茶スペース(ゆたか茶屋)へ。
ところてんを注文。
火照った身体に沁みる。
ちょうど温泉の話になり、おもちっこさんに犬鳴山 命ちゃんの缶バッチを布教。
ちなみに、初布教である。
(奉納はしない主義なのだが、その代わりに友人に布教することにする
ツイートの名前ミス、大変失礼いたしました。
この時はもう頭が回っておりませんでした……。
温泉が11時に開店のため、10時40分ごろに解散。
おもちっこさんはこの後予定があるようで、今回は温泉はパスとのこと。
おもちっこさん、ありがとうございました&ご迷惑をおかけいたしました。
私は犬鳴山温泉に向かうべく、犬鳴山ルートをダウンヒル。
おもちっこさんから、かなり道路状況が悪いので気を付けて、とのこと。
御忠告の通り、落木・路面の堆積物・蛇などなど。
それでいて、斜度も10%越えというのだから、大変なダウンヒルだった。
トンネルが見えるともう少し。
到着。不動口館 さん。
ここには、犬鳴山 命ちゃんの等身大パネル、缶バッチが置いてある。
パネルの写真を撮っていいですか?と確認すると快く許可いただいた。
等身大パネル。
片目隠れの修行が趣味の子。
犬の恰好をしているのは、犬鳴山の名前にまつわる「義犬伝説」からですかね?
犬鳴山の名の由来にまつわる伝説。 《ある猟師が愛犬を連れて山に入りました。猟師が一頭の大鹿を見つけてねらいの矢を放とうとしたとき、突然愛犬が吠えだし、鹿は森の中へと逃げ去りました。せっかくの獲物に逃げられた猟師は、怒って犬の首をはねてしまいました。するとその首は空中にはね上がり、木の上から猟師をひと呑みにしようとしていた大蛇にくらいつき、かみ殺して主人を助けました。事情を悟った猟師は、以降殺生をやめ、飼い主の恩を忘れなかった愛犬のために、卒塔婆を建て供養し、後に不動堂を寄進しました。このことが都の帝にも聞こえ犬鳴の名をたまわりました。以来人々はこの山を、犬鳴山と呼ぶようになったと伝えられています。》 ちなみに同種の伝説は全国に数多くあります。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 61ページ)
いずみさのなんでも百科
中の人(中島唯さん)のサイン
缶バッチを購入。
そして、今回の温泉。み奈美亭 さん。
犬鳴山温泉は、純重曹泉。
大阪府随一の秘湯、名湯ともいわれ、美人の湯でもある。
内装、お風呂ともに綺麗でとても良かった。
こちらでは、アクリルキーホルダーを販売している。
もちろん購入。
SDキャラの命ちゃん、とても可愛い。
また、祭壇もある。
こちらは、温泉むすめのファン(湯者・ぽか旦那・ぽか女将)が、寄贈したグッズたちが飾られている。
また、キャラ原案を描かれた絵師さんのサインも。
目の前の席で涼んでいると、受付のお姉さんに話しかけられた、
聞くところによると受付のお姉さんが祭壇の管理をされているようで、網棚を使って更に拡張、飾り方を変えられないか。などとても楽しそうにお話しされていた。
その後、日根野駅までのんびりとダウンヒルし、輪行で帰宅。
余談
ノーマルクランクでは、激坂に対応が出来ないため、パーツを変更することにした。
・SHIMANO RD-R8000 11S GS
いわゆるロングケージに換装
・FC-6800 36T
フロントのインナーを39T → 36Tへ変更。
53-36TとSHIMANOのマニュアル的には不適合(歯数差は16Tまで)ではあるが、今のところ問題なく使えている。
最後に
おもちっこさん、改めましてありがとうございました!
こんな体たらくでしたが、同行者がいるという状況に楽しんでいただけたようでw
荒療治ではありましたが、衰えた身体・精神を叩きなおすには大変良い機会でした。
もしかしたら、修行が趣味の命ちゃんが修行してくれたのかも!?
これを機に徐々に走っていきたいところです。
今回の走行データ
走行距離:78.6km
走行時間:3:49:53
平均速度:20.5km/h
獲得高度:1,134m
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