概要
ロードバイクに乗り始めて5年。
最近は時間が無いなりに新幹線でワープしたりと、
自走こそ正義という感じでもなくなり、走る場所も増えてきた。
しかし、乗鞍、渋峠、しまなみ海道、etc…。
サイクリストなら一度は走ったことあるよね。
ってメジャーな場所を走ったことがないのである。
興味がないわけではないが、交通の便の悪さなどから行きたくとも断念していたのだ。
ソロで車ってのもしんどいし。。。
乗鞍・渋峠って4年前から掲げてた目標なのね。
そんな矢先、KeiOSさんから一通のDMが届いた。
こんばんはー。
4月の23、24に渋峠へ行こうという計画があるのですが、
なっちさんも如何でしょうか……?
お仕事的に厳しくなければ……と思いまして。
渋峠…行きたいので仕事空けます!
あなたは神か。あまりの僥倖に即答だった。
渋峠といえば、サイクリストの聖地だけでなく。
ろんぐらいだぁす!2巻で、主人公の亜美ちゃんが、
MAKINO MK01に乗った紗希さんと出会い、ロードバイクを布教された場所。
そちらの意味でも、MAKINO乗りとしては聖地なのである。
出発当日まで、2巻と6巻を何度も読み直したのは言うまでもない。
K&M CYCLEさまの記事はこちら。
KeiOSさんの記事はこちら。
おもちっこさんの記事はこちら。
今回の工程
今回の工程は下記となる。
▼ 1日目
日付が変わると同時に集合し、
車で草津温泉に向かい、群馬側から渋峠を走る。
Kaboさん、みちさん、KeiOSさん、373さん、Shinさん
おもちっこさん、がむがさん、坂本さん、私
▼ 2日目
白馬で日本アルプスと桜を愛でるグループ
Shinさん、がむがさん、坂本さん、私
アトリエ・キノピオ へ工場見学?に行くグループ
Kaboさん、みちさん、KeiOSさん、373さん、おもちっこさん
総勢9名。
大人になって久しく忘れていた、修学旅行みたいな感じ。
ワクワクがとまらない。
ハイエースで草津温泉へ
出発前日の定時後に職場へ緊急出勤。(片道2時間コースである。
どうにも暗雲が立ち込めるなか、急いで仕事を放り投げ、23時過ぎに帰宅。
荷物を詰め込み、急いで出発。
急いでいてもプロテインは忘れない。
「なっちは遅刻魔」
例のごとく、5分遅れて到着。。。
9名になるので、ハイエースは2台体制。
ハイエースに乗るの初めてです。
感想は、後部座席ってこんなに揺れるのか……でした。
段ボールや緩衝材を挟みながら、愛車たちをハイエースしていく。。。
「蝶よりも花よりも丁重に扱え…!!」
4台より、5台のほうが敷き詰められて安定感がありました。
あとは隙間に浮き輪とか詰めるとよさそう?
いざ、出発!
楽しい旅の始まりだ。
道中は……霧でした。
進むにつれ、更に霧は深くなっていく。
これは、草津温泉の観光かなと半ば諦め気味に。。。
群馬に入ると、どんどん好転して草津はまさかの快晴!
沈んでいた気持ちもどこかに吹き飛んでいくような天気。
渋峠日和ですね!
やる気も十分。
いざスタートと思いきや、パンクやらトラブル多発。
その間に、本日が新車お披露目となる、がむがさんの新車を眺めるとしましょう。
macchi cyclesさんのフレーム。
アトリエ・キノピオさんのカスタムペイント。
シンプルなフレームの形状ではあるものの、
フロントフォークの曲線が衝撃吸収してくれそうな感じ。
がむがさんから、蝶のようなデザインにしたいと伺っていて、
人の愛車ながらとても楽しみにしていました。
蝶の羽のようなグラデーションと白色の入り方が素晴らしく、
この車体を肴に酒が飲める。
また、Kaboさんの愛車もお初ですね。
月夜をイメージしたデザインも素晴らしいが、
私のような素人が見てもこれはヤバいと思ってしまう造形とセットアップ。
カーボンパイプに、シートステーの曲線美。フックレスリムのホイール。
氷の上を走っているような滑らかな走り心地なんじゃなかろうか。
人様の愛車を見るのが久しぶりすぎて、興奮気味。
全員分語りたいところではあるが、ここに記すには余白が狭すぎる。
ということで、本筋に戻るとする。
いざ、渋峠へ
トラブルも出し切ったので、いざ出発!
前日の天気予報から最低気温-5度、最高気温4度と極寒ライドを予定していたが、
現地の気温は20度近い。
ヒルクライムだと半袖でも暑いぐらいの良い天気となった。
R292 志賀草津道路
終日通行可能!!
少し進むと季節外れ?の雪が見え始めます。
おもちっこさんのテンションもアゲアゲ!
硫黄の香りが強くなってくる。
火山ガスが溜まる地点のようで、駐停車厳禁のようだ。
これが草津温泉のもと?となっているのは感慨深い。
走って早々ではあるが、青葉山レストランのあたりでも雪がかなり積もっており、愛車をさせる場所があったため、急遽写真撮影。
おもち上げ!
つづら折れはよくあるが、このスケールのものはなかなか。
車、バイク、自転車。
皆それぞれ開通されたばかりの道を楽しんでいる。
Kaboさん、みちさん。
300mmのレンズを持って行って良かった。
r466との分岐。
万座温泉もいつか行ってみたい。
白根山は単独峰である。
そのため、かなり風が強く吹く。
何度かハンドルを取られるような突風もあり、ヒヤヒヤした。
見晴らしは最高なんだけどね……。
もうすぐゴールという手前の山田峠で大渋滞。
道路工事の影響で、片側通行になっていたようだ。
中央分水嶺の石碑を撮り損ねてしまった。
雪の回廊。
高さ7mと、例年よりかなり高いとのこと。
圧巻だ。
そして……。
日本国道最高地点。
MAKINOに乗り始めて、5年半。
ようやく来ることが出来た!
おにぎりじゃないけど、国道292号の証。
スキー場に愛車がある不思議な光景。
そして、渋峠ホテル。
中のレストランは大繁盛だったため、草津へ下ってから昼食に。
山の天気は変わりやすいと言うが、この一時間後は濃霧で大変だったようだ。
草津温泉へ
長距離のダウンヒルかつ、風が強いため各自のペースでダウンヒル。
一日目のライド終了。
ひとまず、車にロードバイクを入れて昼食に。
湯畑と温泉街。
湯畑を見ると草津温泉に来たって実感がわく。
かもた さんで、ざるそばを。
自家栽培の蕎麦粉で打った蕎麦とのこと。美味い。
本日のお宿、 桐島屋旅館 さん。
なんと、江戸時代から続く旅館のようだ。
古いながらも、綺麗な館内で落ち着いて過ごせた。
桐島屋旅館では、草津温泉伝統の湯治を続けており、石鹸の類は不要とのこと。
泉質は、酸性硫化水素泉。pH2以下の釘を溶かすほどの強酸性の温泉である。
この強酸性で殺菌するため、石鹸は不要のようだ。
温泉を堪能し、サッパリした後は散策。
温泉といえは、聖地巡礼も欠かせない。
温泉むすめの主人公的なキャラ、「草津 結衣奈」ちゃん!
ケイオスバトル in 草津
部屋割りは、酒飲み or 酒飲まない組に分けられた。
こちらの部屋は、KeiOSさん、Shinさん、がむがさん、私。
(何故か?)私も、酒飲み組に入れられてしまった。
となれば、”ケイオスバトル”開催である。
余談だが、KeiOSさんの正式名は”ケイオス”ではなく、”ケイオーエス”とのことだ。
私が呼び間違え?て何故か定着してしまった。
いや、”Chaos(混沌)バトル”なのかもしれない。
茶番はさておき、まず1戦目。
乾杯!
そして、中華が食べたい。という話になり、龍燕 さんへ。
2戦目。生ビールにこだわった店のようだ。
乾杯!
どの料理も大変美味だった。
(追加の酒を調達すべく)ライトアップされた温泉街を散策。
夜の温泉街は、泊まる人間にだけ許された景色。
さらに、三戦目。
乾杯!
途中、おもちっこさんが参戦。
負けヒロインについて、熱く語っていただいた。
楽しいバトルだった。
2日目。安曇野へ
6時半起床。そして、すかさず温泉へ。
朝の露天風呂を堪能せずして、温泉を満喫したとはいえない。
7時半出発。
桐島屋旅館 さん、お世話になりました。
安曇野へ向けて出発。
明け方、雨が降ったようで霧が出ている。
キャベツ畑。
草津の隣、嬬恋村のブランドキャベツ。
嬬恋高原(つまごいこうげん)キャベツが有名だ。
天気が心配だったが、長野側は問題なかった。
晴れてくれればさらに良かったのだけれど……。
本日は70kmの工程。出発。
ルートは Hakuba Cycling 三のサイトをトレースする感じ。
こちらはまだ桜も残っている様子。
晴れてたら尚良かった……。
白沢洞門にて。
白馬ジャンプ競技場。
白馬大橋。
そういえば、アルプスあずみのセンチュリーライド(AACR)のコースだった。
2017年に参加したが、大変良いファンライドだった。
白馬野平地区の一本桜
そんなこんなで、写真撮影が捗り全く進まない。
本日中に帰阪せねばならず、ここでUターンすることに。
ロードバイクを車内に入れ、昼食へ 髙橋家 さん。
汁なし担々麵。
このジャンキーな美味さが大変良い。
帰り道に寄り道にShinさんが寄りたい所があるとのこと。
海ノ口駅。
単線はいいよねぇ。
アニメ「おねがいティーチャー」、「おねがい☆ツインズ」の聖地のようだ
残念ながら未履修なんだ……。
AACR前にも見ようと意気込んだ気はするのだが。
帰路は帰りが事故のため高速道路に乗れなかったりバタバタしたが、なんとかその日中に帰阪。
楽しい2日間だった。
最後に
お誘いいただき、ありがとうございました!
念願の渋峠にようやく行くことが出来ました。
大人になってからのお泊り遠足といいますか、泊りがけで出かけるなんてことも無くなったので大変楽しかった。
2日目とか、もっと書くことあった気がするのだが、半年前のことなので記憶が……。
(これを書いているのは、2022年10月である。