概要
ブルベの本編。
さて、悪鬼を倒すことは出来るのか、はたまた返り討ちにあうのか。
装備、前日のお話はこちら。
鬼退治へ
5時にホテルをチェックアウト。
6時過ぎに集合場所へ到着し、ブルベカードを受け取る。
ブルベカードを貰ったとたん、これを走るのか……と目が覚めた。
6時15分からブリーフィング。
担当の方から、「最初の坂で脚をつくならDNFした方がいいです」と警告される。
6時30分。出発。気温が4度。
夏用ジャージだとかなり寒かったが、山岳ライドだし暖まるでしょと夏用ジャージだと寒かった。
砂川公園から、r57へ。
公園を抜けるための最初の坂から、普通に15%とか出てくる。
豪渓。
総社の名勝地のようだ。
7時40分。
通過チェック1 岡山道最高地点（26km）へ。
最初は集団がまとまっていたため、抜かすのにかなり脚を使った。
その後、最高地点からダウンヒルをするのだが、何やら状況がおかしい。
道を一本間違えたようだ。
本来であれば、赤線のところをはしるのだが、間違えて青線のほうを走ってしまった。
流石に、こんな道をルートにしないよね。
左側が本来の道。右は間違えた道。
間違えた敗因は、全体のルートを見るため、ガーミンの地図を縮尺を小さくしていたこと。
また、下見とまでは言わずとも、地図アプリなどで交差点のストリートビューは見ておくべきだった。
間違えた地点に戻り、再出発。
ダウンヒルし、R313へ。
ロマンチック街道313 と呼ばれるらしい。
高梁川。
この辺りはまだ、写真を撮る余裕があったｗ
本日は、何度も見ることになる勾配標識。
8時40分。
通過チェック2
備中高松城を望む見晴らし台（42.2km）
出発して2時間で既に、1200mアップ。
200TSS近く、ってのもおかしいけども。
ダウンヒルも斜度、路面ともに強烈。
登りの負債を返せない。
9時50分。
通過チェック3
星の郷観光センター（67.2km）
少し休憩を挟みたかったので、お食事処 星の郷 さんで、休憩。
美星チーズバーガー
大変美味だった。
何やら白壁郡のような建物が。
旧矢掛本陣石井家住宅
参勤交代の大名の休憩場所だったようで、国の重要文化財になっている。
11時20分。
通過チェック4 遥照山（87.0km）
距離：4.5km, 平均勾配：7.4%。
スペックだけ見るとなんてことないのだけれど、緩急つけてくるので脚を削られる。
そして、獲得標高2000m越え。
基本的に2000mアップ以上のルートは引かないので、ここからは未知の領域。
下った先のコンビニでドリンク休憩。
(セブン-イレブン 倉敷玉島道口店)
霞橋側道橋。
高梁川を再び越える。
10kmほど平坦区間なので脚を休めたいところだが、
倉敷の交通マナーの悪さに少し悪態をつきたくなる。
きっと、疲労のせいだ。
13時。
通過チェック5
種松山山頂公園（112.6km）
4月初旬というのに、30度とかなり水分を奪われる。
そして、間髪入れずヒルクライム。
距離：3.4km、斜度：4.5%。
しかし、下りがあるため登りは10%越えが多々。
暑さ、疲労から心が折れそうになっていた。
13時50分。
通過チェック6 桜園地（126.8km）
ひとまず、前半戦（山岳コース）は終了。
この後は海岸線を走る平坦コースである。
ダウンヒル中に、海が。
60kmは平坦だ。と喜んだ。
14時20分。
PC1 ファミリーマート倉敷児島唐琴店（133.8km）
エナジードリンク、クリームパン、大福を購入。
通過証明のレシートを忘れずに貰う。
「ひとまず登りは終わりましたね」、「何とか足切りは免れた」など他の参加者と談笑。
というのも、前半125kmが山岳コースでPC1の足切り（10:26～15:26）が最大の難所だった。
R430 海沿いの道を進んでいく。
残念ながら向かい風だが、登りよりはましだ。
海沿いを走りつつ、市街地を抜ける。
先ほどのPC1で話していた方だ。
別にグループを組んで走るわけではないけれど、
同じコースを走っている。同じ苦しみを知っている。というのは謎の一体感がある。
16時。
PC2 ローソン岡山飽浦店（162.9km）
ドリンク補給、おにぎり、アイスを購入。
ブルベカードを見直し、あと少し。と元気をもらう。
岡南飛行場。
夕方の倉敷の交通量に悩まされつつ、ラスボスの前の小手調べ。
倉敷GC。
距離：1.2km、平均勾配：10.3%だが、後半にすべてが詰まっている。
距離：0.65km、平均勾配：15.2%だ。
悶絶しながら登る。
憂鬱化と思ってましたが、「あと20km。何としてでもゴールしてやろう！」とむしろやる気が湧いていました。
総社へ帰ってきた。
あとは、ラスボス。
鬼ノ城の鬼退治へ。
ガーミンのClimbProだと、少しの勾配からデータ取っちゃうので、勾配が低く見えますが。
距離：3.3km、平均勾配：11.7%、最大勾配：20%と岡山県南部で屈指の激坂のこと。
ブリーフィングで「登る人は、絶対に蛇行しない！ダウンヒルは絶対にキープレフト！」と、言われていましたが理解。
ブラインドコーナーかつ、道幅が車1台分。
どちらかが中央にはみ出せば、衝突必死。
18時40分。
通過チェック7
鬼ノ城ビジターセンター（198.7km）
対向車が来て、一度脚をつきましたが何とか登頂。
18時50分。
無事ダウンヒルし、ゴール。
完走して倒れこむ、私。
脚が千切れるかと思いました……。
ブルベメダルと、ピンズ。
メダルが思ったより重くて、達成感がある。
新幹線に乗り込み、帰阪。
祝杯を上げたいところだが、飲んだら寝過ごしそうな気がしてやめておいた。
最後に
初ブルベ参加で、なんでこんなコース選んじゃったのだろう……。
と出発前は後悔していましたが、何とか完走出来て良かったです。
先も書きましたが。
名前も知らない。次のPCで会えるかどうかも分からない。
グループを組んでいる訳でもないけれど、同じコースを走り、同じ苦しみを味わった仲間がいる。
というのはとても心強かったです。
この一体感を味わうために参加してもいいかな？って思い始めてるｗ
あとは、人の振り見て我が振り直せ。ではないですが、
サイクリストの交通マナーが問われることも多く、ブルベ参加者として目立つ格好で走るので、交通マナーはしっかりと守らねば。と再度認識しました。
（やはり、信号無視や歩道走行する方々もいたもので。。。
今回の走行データ
走行距離：203.9km
走行時間：9:26:10
平均速度：21.6km/h
獲得高度：3,440m
[…] […]