概要
CRC, wiggle のPB商品である、Prime RP-50のインプレっぽいものを少々。(響きがカッコいいのでやってみたかっただけ…。
2017年11月にPrime RP-50 へ履き替えました。
(Shimano WH-6800 → Prime RP-50)
梱包に関しても、しっかりと固定されていて問題ありませんでした。
別段、アルテホイールに不満はなかったけど、
ディープリムが欲しくなるのが自転車乗りの性ですよね。
(自転車が引き締まる感じがします
前置きとして、
- 鈍感な脚
- パーツの知識が皆無
- 初カーボン、初ディープリム
上記のため、あくまでも他のホイールとの相対評価的な事しか書けません。ご容赦ください。
結果から書くと、
「剛性も十分でコスパの良いホイール。カーボンディープリムを試してみたい場合はオススメ」
スペック
名称 | Prime RP-50 |
---|---|
重量 | 1490g(カタログ値) |
使用タイヤ | Panaracer RACE A EVO3 – 25C |
SCHWALBE ONE – 25C | |
Continental GRAND PRIX 4000 S II – 25C | |
走行距離 | 5000km(2018年6月現在) | 使用場面 | ロングライド |
クリテリウム | |
ヒルクライム |
ワイドリムのため、23Cは不可です。(25~33Cとのこと
低速域 | ★★☆☆☆ |
---|---|
高速域 | ★★★★☆ |
加速性能 | ★★★★☆ |
巡航性能 | ★★★★☆ |
登攀性能 | ★★☆☆☆ |
※ 他のホイールを触った場合に変わる可能性は多分にあります。
所感
リムハイトにより、スポークが短くなったお陰で縦剛性はバッチリ。
横剛性に関しても、ガッチガチではないが必要十分。
リム高50mm の空力の恩恵は十分感じることが出来ます。
横剛性に関しては、シューとホイールの幅が1mmぐらいだと、
ダンシングで振った際に当たります。
2mm程度なら問題ない感じでした。
ブラックの何とも言えぬ高級感がいい感じ。
Roval とかに似た風貌。
速度帯・シチュエーションで考えてみる。
●発進時:0 ~ 20km/h
リムの重量からか、ゼロ発進は踏んでやる必要があります。
発進時は、クリートを嵌めるついでに、
ダンシングで一気に巡航域に乗せてしまうのがいいかもしれません。
発進時はレーゼロのかかりの良さが抜きん出ているのかも。
2, 3踏みで20km/hまで持っていけます。
●加速時:20 ~ 30km/h
ホイールが回転してしまえば、こちらのもの。
グイッと踏んで一瞬で30km/hに乗っけても良し。
ヌルッと踏んで数秒掛けて30km/hに乗っけても良し。
縦剛性が高いのか、この速度帯は存在しないんじゃないかという感じに、加速できます。
●巡航時:30 ~ 40km/h
基本的にはこの速度帯を使うことが多いです。
このあたりはリムの慣性が効くのか、速度維持は簡単です。
また、ここからの加速も小気味良く伸びていきます。
ディープリム特有の「コォォォォ」と響く音は気分が高揚します。
ラチェット音は普通。(ゾンダとかフルクラムから比べたらインパクトに欠けるかな。
●高速域:40km/h ~
ディープリムとして一番美味しい速度域らしい。
踏んでやれば、シッティングでも50km/h ぐらいまでは即座に加速してくれます。
(維持できるとは言っていない…貧脚なので。
47km/h くらいで「シュンシュンシュン」といい音が鳴ってくれます。
気分はまるで「宇宙人」「サクソの白い悪魔」(カンチェラーラ
●ヒルクライム
・1桁勾配の場合(清滝峠、勝尾寺、富士ヒル、etc..)
ホームコースの清滝峠、先日の富士ヒルもこのホイールを履いて走ってますが、特に問題なし。
・2桁勾配の場合(六甲・逆瀬川、暗峠、etc..)
10%を超えると、少し重さが気になるかも。
縦剛性の高さゆえ、シッティング・ダンシングどちらとも
踏めば走ってくれますが、このあたりは軽量ホイールに分がありますね。
そもそも、私自身は激坂は苦手なので試行回数が…。
●ダウンヒル
たわんで行きたい方向へ進まない等はありませんでした。
脚を止めてても凄い勢いで加速していきますね。
●クリテリウム
高速域でのレースとなるので、空力の利点は大きいかと思います。
ローハイトのリムより数ワットでも楽になれば、後半での脚が残せますし。
また、高速域での加速性能で中切れにも対応しやすいです。
●ブレーキ性能
現在、ブレーキシューは「SWISS STOP BLACK PRINCE」(ブラックプリンス)を使っています。
カーボンリムの宿命としてアルミリムと比べると、制動力は落ちます。
晴天時は問題無く使えますが、雨天時はオススメしないですね。
シューが水を巻き上げたリムを滑り、止まらないです。
問題点
タイヤ交換が辛い!!!
単に私が下手なだけかもしれませんが…、
チューブレス対応リムのため、タイヤを嵌めるのが途轍もなく硬いです。
硬いと噂のPanaracer と合わさった時にはもはや手が付けられない…。
(タイヤレバーで持ち上げて、何度チューブを破ったか数えられません)
⇒ タイヤペンチを購入しました。
横風が怖い
以前、天気予報で風速9m/s の淡路島へ行きましたが、身体がズレるほど煽られました。
恐らく、ローハイトでも煽られはするけど身体がズレるほどにはならないんじゃないかと思います。
ブレーキ感の違い
カーボンリムの宿命ですね。
swiss stop black prince を使っていますが、リムに紙を一枚挟んだような感覚。
効き具合にタイムラグがあり、アルミリムより少し強めに握る必要があります。
最後に
WH-6800(アルテホイール)からの換装で、剛性面から脚を吸い取られていましたが、ようやく慣れてきました。
時折行われるwiggleのセール時に合わせれば、6万円台で買うことができるということで、
コストパフォーマンスは良いのではないかと思います。
この値段ならアルミリムのハイエンド買うよりも断然安いですし。
⇒ ただ、80mmバルブのチューブ・カーボンブレーキシューでランニングコストがかかります。
まだまだ、能力を引き出せるような脚ではないですが、走るのが楽しくなった一品です。