概要
以前、試乗させていただいたS-WORKS TARMAC SL6についていた、ROVAL CLX50。
反応性の良さから一目惚れしてしまった。
しかし、CLX50はゆうに30万を越える。
リムブレーキは、ブレーキ面が削れるため寿命があると言うし、流石に買えずにいた。
その矢先、廉価版のCLX50が発表された。
と言っても、20万はするのだが、思わずポチってしまった。
ホイールのお迎え
SPECIALIZEDは公式の通販サイトがあるものの、最後の組付け・確認などのため取扱店でしか受け取りが出来ない。(2020年5月現在)
そのため、阿倍野へ向かい取り付けてもらう。
(当時、写真を撮っていなかったのでスプロケを交換した際に撮った写真です)
素晴らしい。
スペック
名称 | ROVAL RAPIDE CL50 |
重量 | 1465g(カタログ値) |
使用タイヤ | CONTINENTAL GRAND PRIX 5000 |
走行距離 | 3000km |
使用場面 | ロングライド ヒルクライム |
評価
低速域 | ★★☆☆☆ |
高速域 | ★★★★★ |
加速性能 | ★★★☆☆ |
巡行性能 | ★★★★★ |
登攀性能 | ★★★☆☆ |
所感
まずはじめに言っておくべきこととして、色々なホイールを試したりしている経験豊富なライダーでない、そして貧脚であることはご留意いただきたい。
結論から言うと、「私には全く合わなかった」。
使われているパーツなども良いものを使っているし、素晴らしいホイールだと思うのだが、どうにも合わなかった。
というのも、綺麗にペダルを回してあげると途轍もなく加速し、巡行していくことが出来る。
ただ、私はペダリング効率が最悪なのだ。
死ぬまで踏め!大腿四頭筋がしんどい?鍛えなおせ!みたいな人間なのだ。
結果、ON / OFF を連続で切り替えているように、ちぐはぐで進まないという状況に陥る。
「お前に合わなかっただけじゃねぇか」って話だけで、別にホイールをけなす訳ではないことをご理解いただきたい。
ひとまず速度帯・シチュエーションで考えてみる。
発進時:0 ~ 20km/h
重い。
リムの重量、剛性の高さからか、発進がかなり重く感じる。
加速時:20 ~ 30km/h
先述のとおり、綺麗にペダリングしてやると、この区間は存在しなかったのでは?と錯覚するくらい加速する。
綺麗にペダリングが出来れば……。
巡航時:30 ~ 40km/h
私のようにガシガシ踏むようなペダリングの場合、あっという間に脚が売り切れます。
ただ、綺麗なペダリングを意識して回してやれば、こんな楽に進むの?ってくらい進んでくれる。
高速域:40km/h ~
剛性の高さからくる反応の良さは抜群。
ちょっとしたアタックなら、何かしたか?って澄まし顔で言えるかもしれない。
ヒルクライム
低速域と同じく、リムの重さからかなり辛い。
ダウンヒル
怖いくらい加速する。
ただし、リム幅も広く安定性はある。
最後に
完全な駄文になってしまったことをお許しください。
というのも、どうにもこのホイールに苦手意識を持ってしまって、うがった見方しか出来ないような気がする。
実際、前ホイールのPrimeとRovalで清滝峠で比較をしたところ、
同じパワー(1W違い)で同タイムだった。
ただ疲労感が段違いにRovalのほうが高く、使いこなせる気がしなかった。
初めに言った通り、綺麗にペダルを回すことが出来れば最高のホイールである。
これは、かなり上級者向けのパーツなのかもしれない。